ゴルフコンペの幹事は、参加者全員の「楽しい!」を支える重要な役割です。初めて幹事を任された方はもちろん、経験者の方も、この記事でコンペ成功までの流れを再確認し、当日までの準備をスムーズに進めましょう。
ここでは、コンペの企画段階から開催後まで、幹事が押さえておくべきポイントをフェーズごとに解説します。
1. フェーズ1:企画・準備編(3ヶ月〜2ヶ月前)
コンペの土台を決める最も重要な期間です。
a. テーマとコンセプトの決定
「何のためのコンペか」を明確にすることで、景品選びやルール設定がしやすくなります。
- 社内コンペ、取引先接待、友人同士の親睦会など、目的を明確にする。
- 「季節のコンペ」「初心者歓迎コンペ」など、テーマを決めると盛り上がりやすい。
b. 日時・ゴルフ場の選定と仮予約
- 候補日を複数設定し、早めに仮予約する。特に土日祝日は人気が高いため注意が必要です。
- アクセス(車での移動時間)やコンペルーム(パーティ会場)の有無を確認する。
➡️ゴルフ場予約の秘訣:初心者が気をつけるべき3つのポイント
c. 予算と会費の設定
参加費から何にいくら使うかを事前に決めておきます。
費用項目 | 備考 |
---|---|
プレー代 | ゴルフ場から見積もりを取る。パーティ代込みのプランも確認。 |
賞品代 | 予算の30~40%程度を目安にする。目玉商品とバラマキ(参加賞)のバランスが重要。 |
その他経費 | 備品(ペン、クリップなど)、飛び賞・ニアピン賞用のフラッグ代など。 |
会費は、プレー代+賞品代+予備費を参加人数で割って設定します。
2. フェーズ2:募集・調整編(2ヶ月前〜1ヶ月前)
参加者を集め、コンペの内容を具体化していく期間です。
a. 参加者の募集と出欠確認
- 案内メールやSNSで、コンペの目的、日時、場所、会費、締め切りを明確に伝える。
- ハンデ設定のため、参加者の過去のスコアやレベル(初心者かどうか)も一緒にヒアリングしておくと後の組決めに役立ちます。
b. 景品・賞品の手配
参加人数に応じて、景品の数を決定します。
- 目玉商品: 優勝、準優勝、ベスグロ(ベストグロス)など。家電、高級食材などが人気。
- 飛び賞・ブービー賞: 順位に関係なく、多くの人がもらえる機会を作ることで、モチベーションを維持する。
- 参加賞(バラマキ): 誰もが使えるゴルフボールやタオルなど。
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c. 競技方法(ルール)の決定
初心者が多いコンペでは、実力差が結果に響きにくいハンディキャップ方式が一般的です。
- 新ぺリア方式(ダブルぺリア方式): ゴルフ場で隠しホールを選定してもらい、その結果からハンデを算出する最も一般的な方法。
- ローカルルール: OBやワングリーンなど、当日のゴルフ場のルールを確認し、参加者に周知する。
3. フェーズ3:最終準備編(1週間前〜前日)
最終チェックを行い、当日をスムーズに迎えるための準備です。
a. 組合せ表(組決め)の作成
「誰と誰が一緒に回るか」は楽しさに直結します。
- レベルバランス: 各組の平均レベルが均等になるように調整する。
- 親睦の配慮: 初対面の人同士が交流できるように、幹事が意図的に組み合わせることも重要。
- スタート時間: ゴルフ場に最終的な組数とスタート時間を伝え、確定させる。
b. 当日進行表と役割分担
コンペ当日のスケジュールと、幹事団の役割分担を記載した進行表を作成します。
- 受付担当: 会費徴収、ルール説明書の配布。
- スコア集計担当: 競技終了後の集計作業を迅速に行う。
- 表彰式・司会担当: 表彰式を盛り上げる。
c. 賞品の最終準備
賞品は事前に段ボールに詰め、順位ごとに分けておくと、当日慌てずに済みます。目録や景品パネルを利用すると、荷物を減らせます。
4. フェーズ4:当日・開催後の流れ
a. 受付とスタート
- 受付開始時刻よりも早く到着し、準備を整える。
- 参加者から会費を徴収し、ルール説明書、スコアカード、簡単な進行表を配布する。
- スタート前に、幹事から挨拶と競技ルールの最終確認を行う。
b. 表彰式とクロージング
- 競技終了後、迅速に集計を行い、結果を発表する。
- 表彰式では、景品だけでなく一言スピーチや写真撮影で場を盛り上げる。
- 収支報告は、後日メールなどで行うことが多いですが、その場で簡単な報告をしても良いでしょう。
c. 開催後のお礼と収支報告
- コンペ終了後、参加者全員にお礼のメールを送る。
- 写真などを共有する場合も、このお礼メールに添付・URL記載をするとスムーズです。
まとめ:準備こそがコンペ成功の鍵
ゴルフコンペの成功は、当日ではなく、事前の準備にかかっています。この記事の流れを参考に、一つひとつ着実に準備を進めれば、参加者全員が心から楽しめる素晴らしいコンペを実現できます。
幹事自身も当日を楽しめるよう、役割分担をしっかり行いましょう!