「ゴルフを始めてみたいけど、何から手をつけていいか分からない…」
「お金がたくさんかかりそうだし、道具を揃えるのも大変そう…」
そんな風に思っていませんか?
確かに、ゴルフには専門的な用語や道具が多く、最初のハードルを高く感じてしまうかもしれません。
しかし、ご安心ください。正しいステップさえ知っていれば、誰でも気軽に、そして賢くゴルフを始めることができます。
この記事では、ゴルフ未経験の方がコースデビューを果たすまでの具体的な5つのステップを、専門用語をできるだけ使わずに分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、ゴルフを始めるための不安は消え、ゴルフ練習場に出かけるのが楽しみになっているはずです。
ゴルフを始める前に知っておきたい3つのこと
1. 初期費用はどれくらい?賢く抑える方法も
ゴルフを始めるための初期費用は、約3万円〜10万円が目安です。
もちろん、どこまでこだわるかによって大きく変わりますが、最初は賢く費用を抑えることが可能です。
項目 | 費用の目安 | 節約のポイント |
---|---|---|
ゴルフクラブ | 0円~70,000円 | 最初はレンタルでOK!購入する場合も中古や初心者セットを選ぶ。 |
ゴルフウェア | 5,000円~20,000円 | 最初はユニクロなどの手持ちのスポーツウェアで十分。 |
ゴルフシューズ | 5,000円~15,000円 | 安全のため専用品がおすすめ。アウトレット品も狙い目。 |
グローブ | 1,000円~2,000円 | 唯一、最初に買うべきマストアイテム。 |
練習費用 | 2,000円~5,000円/回 | 打ちっぱなしの「打ち放題」などを活用する。 |
レッスン費用 | 3,000円~(体験) | まずは体験レッスンでプロに基礎を教わるのが上達の近道。 |
見ての通り、いきなり全ての道具を最高級品で揃える必要は全くありません。まずはレンタルや手頃なアイテムを活用して、ゴルフの楽しさに触れることから始めましょう。
2. どこで練習するの?主な練習場所は3つ
ゴルフの練習場所には、主に3つの選択肢があります。
- ゴルフ練習場(打ちっぱなし)
広い屋外の練習場で、実際にボールを遠くまで打つ爽快感を味わえます。多くの場所でクラブをレンタルできるので、手ぶらで行けるのが魅力です。 - インドアゴルフスクール
天候に左右されない快適な室内で練習できます。シミュレーターや弾道測定器が完備され、自分のスイングを客観的に分析できるのが特徴。プロのコーチから直接指導を受けられるのが最大のメリットです。 - シミュレーションゴルフ
ゲーム感覚でリアルなゴルフコースを体験できます。友人や同僚と楽しみながら練習したい方におすすめです。
3. 服装は?ドレスコードは厳しい?
「ゴルフは服装が厳しい」というイメージがあるかもしれませんが、それは主にゴルフコース(本番の場所)での話です。
- 練習場に行くとき: 動きやすい服装であれば何でもOKです。Tシャツ、ポロシャツ、ジャージなどで全く問題ありません。ユニクロやGUなどのファストファッションで揃えるスポーツウェアで十分です。
- コースデビューするとき: 襟付きのシャツ(ポロシャツなど)とパンツ(チノパンなど)が基本です。最初は難しく考えず、清潔感のある服装を心がけましょう。
初心者必見!ゴルフデビューまでの5ステップ
それでは、いよいよゴルフを始めてからコースデビューを果たすまでの具体的な5つのステップを見ていきましょう。この順番で進めれば、誰でもスムーズにゴルフの世界へ飛び込めます。
Step 1. まずはゴルフに触れてみよう【手ぶらでOK】
最初のステップは、何よりもまず「ゴルフクラブを握ってボールを打つ楽しさ」を体験することです。この段階では、道具を買い揃える必要は一切ありません。
おすすめは、ゴルフスクールの体験レッスンです。
体験レッスンのメリット
- プロのコーチが正しいクラブの握り方から丁寧に教えてくれる
- 必要な道具はすべて無料でレンタルできる
- 自分にゴルフが合っているか気軽に試せる
- 今後の練習方針について相談できる
「いきなりレッスンはハードルが高い…」という方は、友人や家族を誘ってゴルフ練習場(打ちっぱなし)やシミュレーションゴルフに行ってみるのも良いでしょう。まずは空振りやミスを気にせず、ボールに当たる感覚を楽しんでみてください。
➡️【関連記事】手ぶらでOK!東京都内のおすすめゴルフ体験レッスン10選
➡️【関連記事】初心者向け!ゴルフ練習場(打ちっぱなし)の楽しみ方ガイド
Step 2. 最低限の道具を揃えよう【最初は3つだけ】
ゴルフの楽しさが分かってきたら、いよいよ自分の道具を揃えるステップです。
しかし、焦ってフルセットを買う必要はありません。まずは以下の3つから揃えましょう。
- ゴルフグローブ: クラブをしっかり握り、手のマメを防ぐために必須です。自分の手のサイズに合ったものを選びましょう。(目安:1,000円〜)
- ゴルフシューズ: 足元が滑らないように設計されており、安全かつ安定したスイングのために重要です。スニーカーでも代用はできますが、専用品があると上達が早まります。(目安:5,000円〜)
- ゴルフクラブ(数本〜ハーフセット): フルセット(14本)をいきなり揃えるのは大変です。まずは中古ショップで数本だけ買ってみるか、初心者向けのハーフセット(7本程度)から始めるのがおすすめです。もちろん、慣れるまでは練習場のレンタルクラブを使い続けても全く問題ありません。
➡️【関連記事】ゴルフ初心者必見!失敗しないゴルフクラブセットの選び方【2025年最新版】
Step 3. 正しいスイングの基礎を学ぼう
道具が揃ったら、本格的にスイングの練習を始めましょう。
ゴルフスイングは自己流で変な癖がついてしまうと、後から直すのが非常に大変です。可能であれば、最初のうちだけでもプロのレッスンを受けることを強くおすすめします。
正しいスイングの基礎を身につけることで、ボールに安定して当たるようになり、ゴルフが一気に楽しくなります。
【スイングの基本要素】
- グリップ(握り方): クラブと自分をつなぐ唯一の接点。最も重要です。
- アドレス(構え方): 正しい姿勢が、安定したスイングの土台を作ります。
- スイング(振り方): 体の回転を使って、クラブをスムーズに振る練習をします。
➡️【関連記事】これだけは押さえたい!ゴルフスイングの基本を3ステップで解説
➡️【関連記事】あなたのグリップは大丈夫?3種類の正しい握り方をプロが解説
Step 4. 最低限のルールとマナーを覚えよう
コースデビューが近づいてきたら、少しずつルールとマナーを学び始めましょう。
全てを完璧に覚える必要はありません。「他の人に迷惑をかけない」という意識が最も大切です。
【最低限覚えておきたいこと】
- プレーファスト: 遅延しないよう、常に自分の番に備えて小走りで移動する。
- 挨拶: 一緒にプレーする人やゴルフ場のスタッフには、気持ちの良い挨拶を心がける。
- 安全確認: 人がいる方向にボールを打たない。前にいる人が打ち終わってから進む。
- グリーン上のマナー: 他の人のパッティングラインを踏まないように気をつける。
ルールやマナーは、実際にコースに出て、先輩ゴルファーに教えてもらいながら覚えていくのが一番です。最初は「初心者です」と伝えれば、みんな優しく教えてくれますよ。
➡️【関連記事】コースデビュー前に確認!初心者が覚えるべきゴルフの基本ルール&マナー集
Step 5. いざ、コースデビュー!
いよいよ練習の成果を発揮するコースデビューです!
しかし、いきなりプロがプレーするようなチャンピオンコースに行く必要はありません。
まずは、距離が短く、料金も手頃な「ショートコース」でコースの雰囲気に慣れるのがおすすめです。
【コースデビュー当日の持ち物チェックリスト】
- [ ] ゴルフクラブ
- [ ] ゴルフバッグ
- [ ] ゴルフシューズ
- [ ] ゴルフボール(多めに)
- [ ] ティー(ボールを乗せる道具)
- [ ] マーカー(グリーン上で自分のボールの位置を示す目印)
- [ ] グローブ
- [ ] 帽子・サンバイザー
- [ ] タオル
- [ ] 飲み物
- [ ] (夏場) 日焼け止め、サングラス
- [ ] (冬場) 防寒着
最初のスコアは気にせず、大自然の中でボールを打つ解放感を存分に楽しんでください!
Step 6. ゴルフ場を予約する
ゴルフ場の予約は、主にオンライン予約サイト(楽天GORAやじゃらんゴルフなど)や、ゴルフ場への電話で行うことができます。
予約の方法や、特に初心者の方が予約時に知っておくと役立つ情報については、下記の記事で詳しく解説しています。
➡️ゴルフ場予約の秘訣:初心者が気をつけるべき3つのポイント
【Q&A】ゴルフ初心者のよくある質問
Q1. 一人で始めても大丈夫?仲間がいません…
A1. 全く問題ありません。 多くの人が一人でゴルフを始めています。ゴルフスクールに通えば自然とゴルフ仲間ができますし、最近では一人予約サービスやゴルフ好きが集まるSNSコミュニティも充実しています。
Q2. どれくらい練習すればコースデビューできますか?
A2. 目安は週1回の練習で2〜3ヶ月程度です。 ボールにある程度当たるようになり、スイングの基本的な流れが身につけば、いつでもコースデビューは可能です。大切なのはスコアよりも、プレーのスムーズな進行を意識することです。
Q3. 独学でも上手くなれますか?
A3. 可能です。 今はYouTubeなど優れた教材がたくさんあります。しかし、自分のスイングが正しいかどうかを客観的に判断するのは難しいため、上達のスピードはレッスンを受けた方が圧倒的に早いでしょう。最初の基礎固めだけでもレッスンを受ける価値は十分にあります。
まとめ:さあ、ゴルフの世界へ一歩踏み出そう!
ゴルフを始めるための5つのステップ、いかがでしたか?
最後に、この記事の要点を振り返ってみましょう。
- 費用や服装の心配は不要! 最初はレンタルや手持ちの服でOK。
- まずは「体験」から! 手ぶらでゴルフスクールや練習場に行ってみよう。
- 道具は少しずつ揃えればOK! グローブとシューズから始めよう。
- 上達の鍵は「基礎」にあり! 最初のうちだけでもプロに習うのがおすすめ。
- ルールやマナーは「楽しむため」のもの! 少しずつ覚えていけば大丈夫。
ゴルフは、年齢や性別を問わず、生涯にわたって楽しめる素晴らしいスポーツです。
この記事が、あなたのゴルフライフの第一歩を踏み出すきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
さあ、まずは近所のゴルフ練習場やスクールの体験レッスンを検索して、ゴルフの世界に触れてみてください!